いよいよ、夏の新潟開催も最終週。メイクデビューは土日で計3鞍が組まれている。土曜日の芝1400にはGI・6勝馬の初仔がスタンバイ。日曜日の芝1800mも東西の素質馬が顔を揃えそうだ。
【8月30日(土) 新潟芝1400m】
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グランマエストロ(牡、父
エピファネイア、母グランアレグリア、美浦・木村哲也厩舎)
ディープインパクト産駒の母は芝1600mと芝1200mのGIを6勝。本馬が初仔になる。「気持ちが先行しやすいところがあるので、そこに気をつけながら乗ってきました。体力的には十分。徐々にピッチを上げていき、ひと追い毎に馬のベースは上がっています。
スピードに乗ったときのフットワークや他馬に並んでからの反応もいいし、初戦から動けると思います」と土田調教助手。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
【8月31日(日) 新潟芝1800m】
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エオリアンリッジ(牡、父
アドマイヤマーズ、母ベルワトリング、美浦・尾関知人厩舎)
母はチリのG1を5勝。通算21戦13勝の成績を残し、年度代表馬にも輝いた。「じっくりと乗り込み、ひと追い毎に良くなっています。まだ全体的に緩いので、距離はあったほうが良さそう。新潟の広いコースにも向いていると思います」と尾関知人調教師。鞍上は田辺裕信騎手が予定されている。
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ガローファノ(牝、父
キタサンブラック、母チェリーコレクト、美浦・黒岩陽一厩舎)
半兄に
ワーケア(弥生賞2着、ホープフルS3着)や
サトノグランツ(京都新聞杯、神戸新聞杯)、叔母には
Sea of Class(ヨークシャーオークス、愛オークス、凱旋門賞2着)がいる。「現状は線の細さがあるけど、その中でも徐々にしっかりとしてきています。前向きで性格は真面目。まだまだ成長しそうだし、いいモノを持っていると思います」と黒岩陽一調教師。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。
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タッセルノット(牝、父
キズナ、母ディアンドル、美浦・林徹厩舎)
ルーラーシップ産駒の母は重賞2勝(葵S、福島牝馬S)。本馬が初仔になる。「1頭になるとフワッとするところがあるけど、他の馬を追走するときは集中して我慢も利いている。ひと追い毎に良くなっているし、全体的な動きはいいと思います」と林徹調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)