【中京2歳S】タマモイカロス 歴史に名を刻む 新設重賞初Vへ「まだ子どもだから伸びしろも大きい」

2025年08月27日 06:00

 坂路を駆け上がるタマモイカロス

 「中京2歳S・G3」(31日、中京)

 「第1回」を迎える新設重賞。中京芝千四での未勝利戦を完勝したタマモイカロスが歴史に名を刻む。

 デビューからの小倉千二での2戦は続けて2着に敗れたが、前走の中京千四が鮮やかな勝ちっぷり。2番手を手応え良く追走し、最後はしっかりと抜け出した。担当の犬山助手は「新馬はテンが遅くて前に行けたけど、2戦目は本当のスプリント戦になったから。千二は忙しい。大きな馬で徐々に良くなったのもあるけど、走りも気性もスプリンターじゃないから。距離を延ばして良さが出た」と満足げにうなずく。

 26日は栗東坂路で軽く体をほぐし、順調な姿をアピール。新馬勝ち直後で2戦目の馬が多数を占めるなか、4戦目は最多タイのキャリアだ。「2歳だから体重は気にしていないけど、体が締まったし、もっと減ると思う。暑いなか、よく頑張っている。カイバも食べるし、バテている感じもない」。536キロでデビューした馬体も前走では526キロとシェイプアップ。使いながら調子を上げてきた。

 勝った中京千四が舞台なら譲れない。「前走が強いなと思ったけど、もっとやれる。まだ子どもだから伸びしろも大きい。(1、2戦目で)負けた相手もいるけど、最後もしっかりと伸びてきているし、千四だったらと思う。ここでどれだけやれるか」。連勝での重賞初制覇へ、仕上げ人は力を込めた。

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