2023年スプリンターズSの覇者、
ママコチャ(栗東・池江泰寿厩舎)。今秋は昨年と同じく、
セントウルS(9月7日・阪神芝1200m)から始動を予定。今朝28日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
 先日発表された、今回コンビを組む岩田望来騎手が跨って、朝一番に馬場へ入場。2コーナーまで移動して、ワンターンでの追い切り。
シルフズミスチーフが4馬身ほど先行していたが、道中のラップは決して緩くなく、3コーナーから4コーナーにかけては加速しているので、4馬身の差はなかなか詰まってこない。
 最後の直線に向くと、内からじわっと前との差を詰めて、ラスト1F標識あたりで並びかける。仕掛けて加速というよりも、馬自身が自ら前を捕まえに行くような走りを見せて、最後はアタマかクビ、先着のゴールに見えた。
 時計は6F81.0〜5F65.5〜4F51.1〜3F36.2〜2F22.6〜1F11.2秒。自身としては、特筆して速い数字というわけではないが、いつもと変わらず順調に動くことができていると確認できる内容。休み明けだからと気になるようなところは全くない。
(取材・文:井内利彰)