けがからの復帰後、初勝利を挙げた西村淳(撮影・石湯恒介)
今年の皐月賞で
サトノシャイニングに騎乗して以降、ケガのため戦列を離れていた西村淳也騎手(26)=栗東・フリー=が13日の阪神7R3歳未勝利戦(芝1800メートル)で復帰後初勝利を挙げた。
6番人気の
エンベッカ(牝3歳、栗東・斉藤崇)に騎乗すると、道中は前を射程に入れつつ好位の外。直線半ばで追いだしを開始すると、力強い伸び脚を繰り出して内から迫ってきた
エアビッグマムとの追い比べを首差で制した。西村淳は「首差で勝てたのは関係者のおかげです。それに尽きますね」と久々の勝利にも、謙虚に振り返った。
また復帰初戦となった6Rでは
フィアーブル、8Rでは
テイクザクラウンを2着に導くなど、約5カ月の休養を感じさせない手綱さばきがさえ渡る。復帰4戦目の9R
モンタルチーノも5着。「ブランクは関係ないです。結果が全ての仕事なので」と、表情を引き締めていた。