栗東CWで鋭い伸びを披露したリカンカブール(撮影・中田匡峻)
「オールカマー・G2」(21日、中山)
6歳秋を迎え、完成の域に入ってきた
ドゥラドーレスが18日、美浦坂路で充実ぶりをアピール。確かな脚取りで駆け上がり、強めに追われたラストは鋭い伸びを披露した。念願の重賞タイトル奪取へ、態勢は整っている。栗東では反撃を期す
リカンカブールがCWを軽快に駆け抜け、順調な調整過程を示した。
リカンカブールが栗東CWで反撃態勢を整えた。北村友(レースは吉田隼)を背に一杯に追われると、鋭く伸びて6F83秒5-36秒8-11秒2を計時した。見届けた田中克師は「いい動きでしたね。状態も良さそうですし、ここへ向けて順調に調整できています」と順調な過程に満足げだ。
昨年は中山金杯で重賞初制覇を飾り、当レースでも3着に好走するなど能力は確か。ただ、燃えやすい気性が出世の妨げとなっているとして、前走の小倉記念前に去勢手術を敢行した。結果は11着に終わったものの、「普段の雰囲気もそうですし、競馬場に着いてからの落ち着きを含めて全体に効果はありました」と手応えを口にした。
真価が問われる一戦。「相性のいい舞台ですからね。楽しみにしています」と指揮官。得意の中山で、再び輝きを放つ。