坂井瑠星騎手騎乗のタカスタカスタカス(左)がカッタッパの追い込みをしのぎ逃げ切り勝ち。 (カメラ・高橋 由二)
9月20日の阪神3R・2歳新馬(ダート1200メートル=10頭立て)は、単勝2・5倍の1番人気を集めた
タカスタカスタカス(牡、栗東・藤原英昭厩舎、父モースピリット)が勝利した。勝ち時計は1分13秒4(良)。高須クリニック院長を務める高須克弥氏の所有馬。高須オーナーの「損はさせないつもりです」という言葉通り、期待に応えてデビューVを飾った。
スピードの違いで難なくハナを奪い、レースの主導権を握った。先頭で快調なリズムを刻んで手応え良く直線へ。上がり3ハロン36秒9の末脚でしぶとく粘り、2着馬の猛追を首差でしのいだ。坂井瑠星騎手は「いい
スピードを持っているので、それを生かすように乗りました。調教通りの走りでよく頑張ってくれました」と評価した。
藤原調教師は「素晴らしい。すべてが
パーフェクト。高須オーナーの名前が効いてるね」とにっこり。「トレーニングセール(OBS
マーチセール)の馬だから、良さを生かすために控えることもないかなと。能力もあるし、いいんじゃないか」と素質を感じていた。