◆第59回スプリンターズS・G1(9月28日、中山競馬場・芝1200メートル)
一昨年の勝ち馬
ママコチャ(牝6歳、栗東・池江泰寿厩舎、父クロフネ)が、史上初となる隔年Vを狙う。前走の
セントウルSは勝ち馬の決め手に屈したが、ハイペースのなか好位で踏ん張って2着と、前哨戦としては評価できる内容。斉藤助手は「前走も仕上がっている感じはあったけど、やっぱり1回使ってもうひとつ良くなっている」と上積みを感じ取る。
昨年の高松宮記念の後は爪を傷めて京王杯SCを回避。思い通りのローテーションで秋本番に向かえなかったが、「爪などの心配もなく、今年は順調。京王杯も使えているし、(秋の)立ち上げもスムーズにいった」と力を出せる態勢だ。
当レースは4年連続で4角を3番手以内で回った馬が優勝。近年は前有利の傾向だ。同助手は「前が残りやすい中山は合っていると思うし、いいポジションを取って前めで流れに乗れるのは武器かもしれないね」と力を込めた。