アーモンドアイ(18年5月撮影、ユーザー提供:ナオンタスさん)
名牝
アーモンドアイの甥となる
エピックフライト(牡2、美浦・黒岩陽一厩舎)が、日曜中山5Rの2歳新馬(芝2000m)でデビュー勝ちを狙う。
エピックフライトは父
エピファネイア、母ユナカイト、母の父ヨハネスブルグの血統。母はJRAで2勝。祖母の
フサイチパンドラは06年のエリザベス女王杯の覇者。そしておばの
アーモンドアイは18年に牝馬三冠を制するなど、日本馬として初めて芝のGIを9勝した歴史的名牝。18年と20年にはJRA賞の年度代表馬に輝き、23年には顕彰馬に選出された。遡れば5代母は名繁殖牝馬のベストインショー(
Best in Show)で、近親にはエルグランセニョール(El Gran Senor)や
ラグズトゥリッチズ(
Rags to Riches)などの活躍馬が並ぶ。馬名の意味由来は「壮大な空の旅。父名より連想」。シルクホースクラブにおいて総額7000万円で募集された。
ここまで坂路とWを併用し、入念に乗り込まれてきた。動きも水準以上で、鞍上には頼れるJ.モレイラ騎手を確保。鮮烈なデビュー勝ちを果たし、名牝系から新たな大物候補誕生となることを期待したい。