迫力ある動きで最終リハを終えたクロワデュノール(左)=代表撮影
「凱旋門賞・仏G1」(10月5日、パリロンシャン)
日本競馬界の悲願へ向けて、
クロワデュノールが30日、文句なしの態勢を整えた。調教パートナーを抜群の手応えで追走すると、ラストは余力たっぷりに併入フィニッシュ。前哨戦での失敗を糧に、今回は完璧にミッションを遂行した。気合乗りもアップし、ダービーを上回る過去最高の出来で未到の頂を目指す。なお、1日に出走馬18頭が決定。2日に馬番、ゲート番、騎乗騎手が確定する。斉藤崇師の一問一答は以下の通り。
◇ ◇
-前走を振り返って。
「こちらに来てから、なかなか追い切りも普段の調教もスムーズにいかなくて、状態的に難しいところがありました。そのなかで勝ち切ってくれたのはさすがだなと思いました」
-前走は二千の距離にこだわって選んだと聞きました。レース後の状態はどうですか。
「あれだけスローだったので、皐月賞や
ホープフルSの後に比べると、疲れとかも全然なく、楽でした。いいレースを選べたかなと思います」
-最終追い切りについて。
「先週と同じように前の馬を見ながら、最後は並びに行くような感じで。先週も良かったですが、今週も良かった。順調に上向いています」
-理想の展開は?
「どんなレースでも対応できると思っています。枠順が出てから、北村さんといろいろ相談しながら本番を迎えられれば」
-金曜に雨予報。馬場については。
「日本とは重馬場といっても質が違うので何とも言えないですが、前回は上手にこなしてくれましたし、雨が降って馬場が悪くなるのはみんな条件は一緒。それより競馬でどう戦うかというところが大事になる」
-意気込みを。
「3歳で挑戦させてもらえるのは、なかなかないこと。決断してもらったオーナーサイドに感謝したい。順調に来ているし、いい状態で臨めるようにケアしていきたいですね」