マーブルパレスは好位から抜け出してデビュー戦を勝利した(カメラ・岩川 晋也)
10月5日の京都4R・2歳新馬(芝1200メートル=12頭立て)は
マーブルパレス(牝、栗東・西園正都厩舎、父
アドマイヤマーズ)が単勝3・2倍の1番人気に応えて勝利した。勝ち時計は1分10秒0(稍重)。
好スタートを決めてハナに立ったが、無理せず2番手に控えた。道中はぴったりと折り合ってリズム良く追走。直線では鞍上が手綱を押すだけでグイグイと加速し、ステッキをほぼ使わず。抜群の手応えで力強く抜け出して、2着の
ヒバリノコ(亀田温心騎手)に1馬身1/4差をつけた。
酒井学騎手は「小柄だけどすごく前向きで、調教もいい動きでした。線の細い馬なので、あまりバチバチとステッキを叩きたくなかったんですが、外に見えていた馬が刺激になって、肩ムチだけでずっと反応してくれました。今日は本当に調教での力通り走ってくれたと思います」とたたえた。
西園正調教師は「新馬戦向きだと思っていたんですが、調教通りのいい動きでしっかり勝ってくれました。番手で控えて競馬ができたのも大きな収穫かなと思います。引っかかる馬ではないので、距離は1400から1600メートルまでもつと思います」と評価した。今後は未定。