モノノフ(中央)に騎乗した舟山瑠泉騎手は7着(カメラ・高橋 由二)
10月4日、
アロヒアリイの凱旋門賞挑戦に帯同している舟山瑠泉騎手=美浦・田中博康厩舎=は、パリロンシャン競馬場の9R(芝2500メートル)で
モノノフ(セン5歳、仏・小林智厩舎)に騎乗、後方待機から直線で脚を伸ばして7着でゴールした。
デビュー1年目でパリロンシャン競馬場を体感した舟山騎手は「本当にすごく、楽しかったです。雰囲気が違って華やかで、乗る前からわくわくしていました」と笑顔。コース形態の違いに驚いた様子で、「スタートしてからの上りが、ゲートの前から見てもすごかったです。馬の
バランスが崩れるくらい、上っています」と目を丸くした。人気薄で7着と善戦したが、「まだまだ技術の甘さ、下半身の甘さから追い足りなかった」と振り返っていた。
師匠の田中博調教師は「ちゃんと乗れていたのではないかと思います。2500メートルは凱旋門賞のゴールを100メートル先に延ばしたものですし、ほぼ凱旋門賞と同じ舞台。いい経験になったのではと思います。乗せてくださった小林調教師も、うまく乗ってくれたと話していました」と、まな弟子を評価した。
充実した日々を送る、ルーキー。今後に向けて、大きな経験値を得た。