「スワンS・G2」(13日、京都)
古馬勢がやや手薄なメンバー構成とあって、フレッシュな3歳勢が中心を担いそう。主役は昨年の2歳マイル王者
アドマイヤズーム。NHKマイルCではまさかの惨敗を喫したが、G1を制した淀で巻き返しを狙う。
秋の主役へ再び名乗りを上げる。昨年の朝日杯FSを制し、2歳マイル王に輝いた
アドマイヤズーム。春はニュージーランドT2着の後、NHKマイルCでG1・2勝目を狙ったが、落鉄が影響して14着と大敗を喫した。だが、友道師は「前回に関しては参考外でしょう。スタートしてすぐに落鉄していましたから。その影響だと思います」と秋へ向けて気持ちを切り替えていた。
そこから夏場は休養に充てて、次なるステージへ向けた準備を整えてきた。トレーナーは「順調です。体つきはそんなに変わっていませんが、乗った感じではしっかりしてきたみたいです」と説明。また気性面の進化もうかがえるという。「若干、落ち着きが出てきたかなと思います」と手応えを感じ取っている。
2日の1週前追い切りは栗東坂路で単走。強めに追われて力強い動きを見せ、4F51秒4-37秒4-12秒2をマークした。師は「1週前なのでしっかりやりました。ちょっと休み明けかなという感じの動きでしたけど、秋初戦としてはこれくらいでちょうどいいと思います」と納得の表情を浮かべた。デビューから5戦は全てマイル戦。初めての1400メートルについては「ゲートの出は速いですし、むしろ1400メートルの方が距離を延ばすよりいいと思います」と前向きだ。実りの秋へ向けて負けられない戦いへ挑む。