◆第11回サウジアラビアロイヤルC・G3(10月11日、東京競馬場・芝1600メートル)=10月7日、栗東トレセン
6月の阪神で現2歳世代最初の新馬戦を制した
チュウワカーネギー(牡2歳、栗東・大久保龍志厩舎、父
モーリス)は坂路を65秒4―15秒7でキャンター調整。動きが素軽く、落ち着きもあって好気配が漂う。大久保調教師は「いつも通り良い感じでした。素直で賢い馬ですからね」とうなずいた。
前走は好スタートからマイペースで逃げ、直線でも余力十分に押し切る初陣としては上々の内容。素質の高さをうかがわせた。トレーナーは「育成(牧場)の時から出来が良く、今年の一番最初(の新馬戦)に。厩舎に来てからも良い感じのまま調整できましたから」と期待通りの快勝を振り返る。
約4か月の間隔を空けて成長を促し、「体が大きくなった感じで、少しずつトモ(後肢)も大きくなってきた」と馬体がボリュームアップ。脚さばきも、より力強くなるなど、順調に上昇カーブを描いている。「母系から距離はもっと延ばしてもいいと思いますが、しばらく(間隔を)空けてからの復帰戦なので、選択肢としてこのあたりがいいんじゃないか」と前回と同じマイルの重賞に挑戦。デビュー前から完成度の高かった評判馬が、2戦目で
パワーアップした走りを見せつける。