◆第11回サウジアラビアロイヤルC・G3(10月11日、東京競馬場・芝1600メートル)=10月7日、美浦トレセン
今年の千葉セリで7700万円で落札された
エコロアルバ(牡2歳、美浦・田村康仁厩舎、父
モズアスコット)は、坂路で4ハロン70秒台のキャンター2本。寺河助手は「体調はいいと思います。どんどん成長していて、トモ(後肢)も
パワーアップしています」と新馬戦から上昇カーブを描く。
そのデビュー戦は
レイチェル・キング騎手を背に豪快な差し切り。馬群で脚をため、直線は外に持ち出して脚を伸ばすセンスの良さを見せた。同助手は「(初戦の)ゲート練習から出が速くて逃げて勝つと思ったのですが、結果的にはいい内容の競馬でした」とイメージにはなかった、控える形の勝利を収穫と捉えている。
選択肢に新潟2歳Sもあったなかで、東京まで待機して臨む重賞の舞台。寺河助手は「将来性がある馬なので、夏は使わずに東京まで待ちました。まだ成長途上ですが、現時点でも勝負になると思います」と無傷2連勝での初タイトルを期待する。