「新馬戦」(12日、京都)
兄姉に重賞ホースを持つ良血馬
ショウナンバンライ(牡2歳、父
オルフェーヴル、栗東・松下)が日曜京都5R(芝2000メートル)で初陣を迎える。中央でデビューした兄姉6頭中5頭が勝ち上がる堅実さがあり、全兄の
ラーゴムは21年きさらぎ賞をV、半兄の
エコロブルームも昨年のニュージーランドTを制すなどポテンシャルの上限値も高い。
24年の1歳セレクトセールで2億円(税抜き)で落札。その後も順調に育成過程を踏み、9月の半ばに入厩してからも手控えることなくコース主体にしっかりと乗り込まれてきた。
1週前の栗東CWではレースでも騎乗する池添を背に6F83秒2-36秒8-11秒3で併せた同世代の僚馬に先着した。松下師は「やるごとに良くなっています。気性的にも大人しい。ゆったりとした距離が合っています」と手応え。万来の観衆が見守る大舞台を夢見て、好発進を決めたい。