秋華賞2025に出走予定のカネラフィーナ(今年6月撮影、ユーザー提供:うさこさん)
秋華賞は基本的に堅いレースだ。そんな中、近10年に6番人気以下で馬券に絡んだ馬は5頭。そのうち4頭には驚くべき共通項があることが分かった。
キーワードは「馬体重」と「上がり3F」だ。まずは馬体重。実は4頭の前走の馬体重は460〜470kgの範囲に収まっていたのだ。この事実にハッキリとした根拠は挙げづらいが、注目すべきデータといえる。そしてもう一つは前走の上がり3Fが3位以内だったということ。まとめると秋華賞において「6番人気以下」「前走の馬体重が460kg〜470kg」「前走の上がり3Fが3位以内」に該当した馬は6頭。そのうち4頭が馬券に絡んだことになる。
今年の登録馬のうち、前走の馬体重が460〜470kgだったのは
エリカエクスプレス、
カネラフィーナ、
ジョスラン、
ランフォーヴァウの4頭だ。その中で前走の上がり3Fが3位以内だったのが
カネラフィーナと
ジョスランの2頭。紫苑Sで2着だった
ジョスランは上位人気に推されそうだが、
カネラフィーナには配当妙味があるだろう。父が
Frankel、母もア
ルゼンチンのG1・2勝という血統馬。GIどころか重賞も初挑戦だが、目下3連勝中と勢いあり。春の実績組にとって最も不気味な存在といっても過言ではない。
激走データに合致した良血が波乱を呼ぶか。穴党の皆さんには是非とも注目していただきたい。
※15年以降の秋華賞において6番人気以下で馬券圏内だった馬(前走馬体重)
・15年3着
マキシマムドパリ(466kg)
・16年3着
カイザーバル(470kg)
・19年3着
シゲルピンクダイヤ(460kg)
・20年2着
マジックキャッスル(422kg)
・20年3着
ソフトフルート(470kg)