秋華賞2025に出走予定のカムニャック(25年5月撮影、ユーザー提供:喋るねこさん)
秋華賞では内枠の奇数馬番が苦戦傾向だ。過去29回で1番と3番は未勝利。それぞれの成績を挙げると、1番は【0-4-0-25】、3番は【0-1-1-26】となっている。内枠が優勢とされる京都芝2000mだけに、やや意外な傾向と言えるだろう。
せっかくなので他のGIも見てみよう。JRAの平地GIに限ると、1番の勝利がないのはフェブラリーS、大阪杯、オークス、秋華賞、ホープフルSの5レース、3番の勝利がないのはヴィクトリアマイル、スプリンターズS、秋華賞、ホープフルSの4レース。したがって1番と3番がともに未勝利なのは、秋華賞を除くとホープフルSのみ。ただし同レースは歴史が浅いので、特に驚くべきことではないだろう。
仮に1番か3番が2着以内なら、16年の
パールコード以来で9年ぶりとなる「内枠奇数番」の連対確保、そして勝てばもちろん初勝利となる。レース史に新たな1ページが刻まれるか。そんな視点でも注目したい一戦となる。