21日、中山競馬場で行われた第62回セントライト記念(3歳、GII・芝2200m)は、北村宏司騎手騎乗の9番人気{horse=2005102297:ダイワワイルドボア}(牡3、美浦・上原博之厩舎)が中団追走から徐々に進出し、直線の真ん中をしぶとく伸びると、1番人気マイネルチャールズに1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分14秒6(稍重)。さらにハナ差の3着に5番人気ノットアローンが入った。なお、上位3頭には菊花賞(GI)への優先出走権が与えられる。
勝ったダイワワイルドボアは、父アグネスタキオン、母がフィユドレール賞(仏G3)2着のセニョラージェ(その父Nureyev)。伯父に全欧3歳チャンピオンのSuave Dancer(凱旋門賞-仏G1、仏ダービー-仏G1、愛チャンピオンS-愛G1)がいる血統。
昨年11月にデビューし、3戦目(中山・芝2200m)で初勝利。4月の新緑賞(500万下、東京・芝2300m)を勝ったが、プリンシパルS(OP)は7着。前走の阿賀野川特別(1000万下、新潟・芝2200m)はオウケンブルースリの3着に入っていた。通算成績11戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の北村宏司騎手は昨年の日経賞(GII、ネヴァブション)以来のJRA重賞制覇で通算12勝目。管理する上原博之調教師はオーシャンS(GIII、プレミアムボックス)以来のJRA重賞制覇で今年2勝目、通算17勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。