第28回富士ステークス・G2(1着馬にマイルCS優先出走権)は10月18日、東京競馬場の芝1600メートルで争われる。
不動の中心は前走で安田記念を制した
ジャンタルマンタル(牡4歳、栗東・高野友和厩舎、父
パレスマリス)だ。外めの枠からすんなり好位を確保し、最後は1馬身半抜け出す王道の競馬で強さを見せつけた。昨年のNHKマイルCも制しており、東京マイルではG1・2勝。1週前追い切りは栗東・坂路で51秒8―11秒6の猛時計を馬なりでマークしており、状態面にも不安はない。王者の競馬を見せつける。
昨年のJRA賞最優秀マイラー・
ソウルラッシュ(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎、父
ルーラーシップ)が、虎視たんたんと逆転を狙っている。安田記念は後方から差し脚を伸ばすも3着。1番人気を裏切る結果にはなったが、11戦連続掲示板の安定感は魅力だ。
はまればG1でも通用する末脚を秘めている
ウォーターリヒト(牡4歳、栗東・石橋守厩舎、父
ドレフォン)が3番手。安田記念2着の
ガイアフォース(牡6歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父
キタサンブラック)も侮れない。