秋の東京開催は3週目を迎える。メイクデビューは土日で計4鞍が組まれており、それぞれの初陣に注目だ。
【10月18日(土) 東京芝1400m(牝馬)】
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ソチミルコ(牝、父
リオンディーズ、母キラープレゼンス、美浦・宮田敬介厩舎)
叔父に
キラーアビリティ(ホープフルS)がいる。「前進気勢が強いタイプ。まだ課題があるけど、現状で特に折り合い面の問題まではありません。デビュー前としては十分に動けています」と宮田敬介調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
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トウシンラヴ(牝、父
ビッグアーサー、母ユキノマーメイド、美浦・高柳瑞樹厩舎)
4歳上の全兄に同厩舎で活躍中の
トウシンマカオ(重賞5勝、スプリンターズS2着)がいる。「そんなに大きくないけど、筋肉質でムッチリとした体形。兄と同じく芝向きで、この馬も短めの距離が合いそうです」と高柳瑞樹調教師。鞍上は菅原明良騎手が予定されている。
【10月18日(土) 東京芝1600m】
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ジュナベーラ(牝、父
スワーヴリチャード、母エクセランフィーユ、美浦・木村哲也厩舎)
Frankel産駒の母は同厩舎で管理され、芝1600〜1800mで3勝した。叔父には
レクセランス(デビュー戦→福寿草特別→すみれSまで3連勝)がいる。「軽い走りをするし、素材はいいと思う。まだ色々と課題があるので、うまく修正していきたいです」と太田調教助手。
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ショウナンサイオウ(牡、父
ドレフォン、母ショウナンパンドラ、美浦・奥村武厩舎)
母は秋華賞、
ジャパンCの勝ち馬。叔父に
オールナット(チャレンジC)、叔母に
チェルビアット(NHKマイルC3着)がいる。「いい
スピードがありそう。もう少し前向きさが欲しいけど、まだまだ変わってくると思う。いい馬です」と奥村武調教師。鞍上は池添謙一騎手が予定されている。
【10月19日(日) 東京芝1800m】
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スペルーチェ(牡、父
レイデオロ、母レーヴディソール、美浦・宮田敬介厩舎)
母は阪神JFの勝ち馬。おじに
アプレザンレーヴ(青葉賞)、
レーヴミストラル(青葉賞、日経新春杯)など一族に活躍馬が並ぶ。「運動神経がいい。すごく走りが軽いし、芝の実戦で切れそうなイメージです」と宮田敬介調教師。鞍上は三浦皇成騎手が予定されている。
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ランズダウンロード(牡、父
コントレイル、母シユーマ、美浦・木村哲也厩舎)
母はイギリスとカナダのG1を2勝。半兄に
ブレステイキング(チャレンジC3着)、伯父に
Siyouni(フランスの種牡馬)がいる。「いいバネがあるけど、まだ気持ちの面が難しい。そのあたりを修正していきたいです」と太田調教助手。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)