「アイビーS」(18日、東京)
ソウルスターリング(16年)、
クロノジェネシス(18年)
ドウデュース(21年)と、多くの名馬がこのレースを制して大きな飛躍を果たした。今年も粒ぞろいの若駒が府中に集結する。来春のクラシックへ向けて見逃せない一戦になりそうだ。
2走目でガラッと変わった
アンドゥーリル。母は小倉で開催された21年中京記念を制し、重賞で2着3回と上位争いした
アンドラステで、その初子だ。
新馬戦は上がり最速で伸びるも、逃げ馬を捕らえられずに2着。ただ、約2カ月ぶりと間隔のあいた2戦目が圧巻だ。6番手で折り合い、4角で外を回すと楽な手応えで一気に先頭へ。ノーステッキで後続に5馬身差をつける楽勝劇だった。
今回も約2カ月ぶりだが、福永助手は「帰厩後の乗り込みは順調で、仕上がりが良く、さらに上積みをもってレースへと臨めそう」と仕上げに満足げ。過去に多くの名馬らを輩出した出世レース。「メンバーもそろってくるし、距離も長くなりますから。まずは関東までの長距離輸送を無事にクリアしてほしい」と慎重ながらも期待を込めた。