◆秋華賞追い切り(16日、栗東トレセン)
牝馬3冠最終戦、第30回秋華賞・G1(19日、京都)の出走馬18頭が16日、確定した。ローズS2着から逆転を狙う
テレサは栗東・坂路で上昇ムード。きょう17日に枠順が決まる。
栗東・坂路で弾むように軽快なリズムを刻んだ。
テレサが55秒3―13秒0の時計以上に推進力あふれる走りで、ローズS2着からの上昇ムードを漂わせた。「使って素軽さも増している。前走は休み明け感がありましたが、今回は順調に来られましたし、仕上がりもいいと思います」と杉山晴調教師は仕上がりの良さに胸を張った。
ラスト1冠奪取へ。阪神外回りからのコース替わりは追い風になる。ワンターンからコーナー4つ、直線は約145メートル短くなる京都内回りコース。過去3勝全てが逃げ切り勝利で、好位から運んだ前走でも馬の後ろで我慢が利き、しぶとく脚を伸ばした。持ち味の先行力+機動力は当舞台では、大きな武器になる。「京都コースは合うと思う。初めての距離はポイントになると思いますが、京都内回りならこなせると思う」とトレーナー。1ハロンの距離延長にも対応できるとの見立てだ。
樫の女王
カムニャックとは前走で1馬身半差。桜花賞馬
エンブロイダリーとは、今回が初対戦となる。「しんどくなりそうなところから、もう一度頑張ってくれる。気の強いところが持ち味。走りきってくれれば、差はないと思っている」と期待を寄せたトレーナー。逆転女王へのシナリオは着々と進行している。(戸田 和彦)
◆桜花賞&オークス不出走馬の制覇 過去19頭いる。秋華賞創設の1996年以降は7頭いて、直近では14年
ショウナンパンドラ(前走は紫苑S2着)、16年
ヴィブロス(同)が優勝している。なお、ローズS2着馬の秋華賞制覇は09年
レッドディザイア、15年
ミッキークイーンの2頭。