◆第14回アルテミスS・G3(10月25日、東京競馬場・芝1600メートル)
デビュー戦を3馬身差で快勝した
モンローウォーク(牝2歳、美浦・木村哲也厩舎、父
キズナ)が実戦を経験した上積みを加え、さらに動きが際立つ。
15日の美浦・Wコースでの1週前追い切りは7ハロン96秒8―11秒5。序盤はしっかりと折り合い、最後の直線で
ゴーサインが出されると鋭く反応し、
スピード感満点に併入した。体の切れが良く、リズミカルな脚さばきが目を引いた。太田助手が「上手に収まっているときの走りはいいフットワークですし、調教はいつも余裕を持ってちゃんと動けている」と評価するのもうなずける。
初戦は逃げてメンバー最速の上がりを繰り出すワンサイドゲームで単勝1・2倍の断然人気に応えた。重賞でメンバーレベルもグッと上がるが、ここを突破すればさらに上のステージでもと思わせる。(石行 佑介)