ジャスティンパレスは単走で追い切り(カメラ・岩川 晋也)
◆第172回天皇賞・秋・G1(11月2日、東京競馬場・芝2000メートル)追い切り=10月29日、栗東トレセン
栗東・CWコースを軽快に駆け抜けた。
ジャスティンパレスは泉谷(レースは団野)が騎乗し4ハロン52秒4―11秒8。終始、馬なりだったが跳びの大きなフットワークで上々のムードを漂わせた。「
バランスのところで休み明けを感じたが、昨年も一昨年も天皇賞(秋)は走っている。実戦にいけば問題ない」と杉山晴調教師は仕上がりに胸を張った。
G1初制覇した23年天皇賞・春以降、11戦未勝利。だが、全てがG1で、大きく崩れたのは昨年の宝塚記念10着ぐらいと、常に上位争いに加わっている。天皇賞・秋、
ジャパンC、有馬記念の秋3戦での引退が発表済み。来年は種牡馬として“第二の馬生”を歩み始める。「もうひとつ、ふたつタイトルを取らせてあげたい」と力を込めたトレーナー。過去2、4着と惜敗している舞台で、“3度目の正直”。2個目のG1の称号をつかみ取る。