短期免許で初来日したアレクシ・プーシャン騎手(カメラ・荒牧 徹)
今週から短期免許で初来日となるアレクシ・プーシャン騎手(25)=フランス=が29日、初めて美浦トレセンに姿を見せて抱負を語った。年末まで騎乗する予定で、「全レース全力で乗って、G1を取れたらうれしい」と意気込んだ。
父が名門A
ファーブル厩舎のスタッフとして働いていたことから競馬の道を志して、昨年の仏2000ギニーを
メトロポリタンで制するなど若くしてG1・9勝を挙げて活躍中のホープだ。「昨年は香港へ乗りに行き、自分の視野を広げたいので日本に来ました」と、向上心に燃えている。
身元引き受け調教師の田中博調教師は「信頼されるジョッキーだと思うし、そうでなければG1をあれだけ勝てない。馬への当たりが柔らかめで、腕っぷしも強い」と期待を込めて評価する。いきなりG1への騎乗を依頼されるだけあって、すぐにブレイクの予感がする。