第25回JBCクラシック・Jpn1(11月3日、船橋)に出走する有力馬の追い切りが美浦トレセンで行われた。帝王賞馬の
ミッキーファイト、昨年の覇者で南部杯からJpn1連勝を狙う
ウィルソンテソーロがWコースで調整した。     
フォーエバーヤングを筆頭に、強い4歳世代の一角の
ミッキーファイトは3頭併せの最後方。直線で内に潜り込むと最後まで馬なりで6ハロン80秒1―11秒6。中の
サトノボヤージュ(2歳1勝クラス)に併入、外の
レーヴブリリアント(3歳2勝クラス)に2馬身先着した。
     田中博調教師は「入厩して良化がスローで心配したが、先週頭あたりから軌道に乗ってきた感じです。動きにも弾みが出てきました」と上昇してきた様子。指揮官の期待は大きく「左回りになりますが、中東やアメリカはどれも左回り。こういう舞台で戦っていかないといけない」と来年の海外遠征を視野に入れる。
     一方、連覇を狙う
ウィルソンテソーロは単走で6ハロン85秒8―12秒1。活気十分で前走の反動は見られない。高木調教師は「今週はさらっと。一回使って気は乗っているが、状態は変わらずキープできています」と順調をアピールした。