「アルゼンチン共和国杯・G2」(9日、東京)
9番人気の
ミステリーウェイが鮮やかに逃げ切り、7歳にして重賞初制覇を果たした。鞍上の松本大輝騎手(23)=栗東・森秀=もデビュー5年目にして重賞初勝利。2着には1番人気の
スティンガーグラス、3着には3番人気の
ディマイザキッドが入った。
あっと驚く逃走劇だった。当初の予想通り、
ミステリーウェイがハナを切ると、ジワジワと後続との差を広げて一人旅。マイペースでスイスイと進んでいたが、3角〜4角あたりで一気に後続との差が詰まった。しかし、最後の直線に入っても手応え十分。松本の必死のゲキに応え、ゴール前もグイッと伸び、1番人気の
スティンガーグラスなどの猛追を振り切った。
松本は今回が重賞5回目の騎乗で初のタイトル。管理する小林真也調教師(44)=栗東=も平地重賞は初勝利だった。