「エリザベス女王杯・G1」(16日、京都)
昨年の雪辱を果たす。G1・2勝を挙げる
レガレイラは、2年連続の出走。昨年は5着に敗れた。直線で狭い所に入って他馬と接触し、その後もスムーズに進路を確保できなかった。太田助手は「昨年はポジションがかみ合わなかったです」と振り返る。不完全燃焼の競馬で力負けではない。
今年は進化を遂げての参戦となる。昨年末の有馬記念を制し、
ホープフルS以来の勝利でG1・2勝目を挙げた。今年の宝塚記念は11着に敗れたものの、秋初戦となったオールカマーは牡馬相手に斤量57キロを背負いながらも、後方から馬群の外を回って差し切った。力の違いを見せた形だ。
有馬記念からコンビを組んでいる戸崎圭は、同馬のストロングポイントについて「乗りやすいし、最後の脚をしっかりと持っている。有馬記念で見せた根性も武器になる」と分析する。3歳時から皐月賞(6着)、ダービー(5着)に挑戦しており、牡馬の一線級と戦ってきた。そこで培われた気持ちの強さがある。
京都コースは昨年のこのレース以来1年ぶりとなるが、鞍上は「特に問題はないと思います」とうなずく。レースについても「牡馬相手のG1を勝っている馬。今度は牝馬同士だし、スタッフから状態は上がっていると聞いている。力さえ出し切れれば」と前を向く。
グランプリホースとして挑む今年は、力の入る一戦となる。