福島記念2025に出走予定のダンディズム(今年9月撮影、ユーザー提供:ちゃんさん)
今年の福島記念は土曜開催となる。これは実に珍しく、84年の
グレード制導入以降では7回目となる。
そこで過去の6回を振り返ると、意外な事実が判明した。それは6回のうち、実に5回で10番人気以下が馬券に絡んでいるということだ。直近では10年。単勝64.4倍の12番人気だった
ダンスインザモアが鮮やかに差し切り、5年8カ月ぶりの重賞制覇を成し遂げたシーンを覚えているファンも多いのではないだろうか。
では、今年の大穴候補をピックアップしよう。イチ押しは
ダンディズム(セ9、栗東・野中賢二厩舎)だ。9歳のベテランで、今年5戦は全て7着以下となっている。しかし福島記念は23年が2着、24年が3着と十八番のレースだ。今回のメンバーは逃げ先行馬が揃い、ペースが上がりそうなのも好都合。ゴール前の追い比べからグイッと抜け出し、高配当の主役となるシーンを期待したい。