美浦Wで好ムードを漂わせたニシノティアモ(撮影・持木克友)
「福島記念・G3」(22日、福島)
3連勝中の勢いそのままに
ニシノティアモが19日、美浦Wでハツラツとした動きを見せた。
ローズプリンセス(2歳未勝利)を2馬身追走し、馬なりのまま直線で内から並び掛けると、余力十分に併入でフィニッシュ。上原佑師は「輸送もあるので、直前はソフトな仕上げです。馬はとても落ち着いていますし、楽な手応えで動けていて良かったです」と満足そうにした。
ノドに疾患があり、その手術明けとなった3走前から連戦連勝。2走前には福島で快勝と、コース適性も証明済みだ。指揮官は「もともとポテンシャルを感じていた馬で、いいタイミングで手術ができたと思います。今回の舞台がベストかどうかは分からないけど、距離はいいし、ハンデ戦ということでトップハンデの馬と比較すれば有利。楽しみは大きいですね」と連勝継続に期待する。
デビュー3戦目の
フェアリーS以来、2度目の重賞挑戦となるが、デビューから掲示板を外していない堅実さと目下の勢いなら、一気に突破してもおかしくはない。