ジャパンC2025に出走予定のアドマイヤテラ(24年1月撮影、ユーザー提供:ななみさん)
日本人に限ると6年連続でリーディング最上位の川田将雅騎手が、
アドマイヤテラ(牡4、栗東・友道康夫厩舎)でジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)の初制覇を狙う。
川田騎手はこれまで
ジャパンCに12回騎乗している。初参戦はデビュー4年目の07年、
デルタブルースで5着だった。その後は18年の
キセキ、23年の
リバティアイランドで2回の2着、15年の
ラブリーデイ、19年の
ワグネリアン、21年の
シャフリヤールで3回の3着、さらに5着も4回ある。
今年のパートナーは
アドマイヤテラだ。24年の菊花賞の3着馬。今年の始動戦の大阪-ハンブルクCを快勝すると、続く目黒記念で重賞初制覇を果たした。秋初戦となった前走の京都大賞典では川田騎手と1年9カ月ぶりにコンビを組んで4着だったが、休み明けで初の58kgを背負っていたことを考慮すれば、決して悲観する内容ではなかった。
レイデオロ産駒らしく、ジワジワと成長している印象もあるだけに、かつてない強敵相手のここでも上位争いになって不思議ない。
意外にも川田騎手は秋の古馬三冠と縁がないが、近年の活躍を考えると機は熟したはず。まずはここで
ジャパンCを制し、世界のホースマンに「Yuga Kawada」の名前をアピールしてみせる。