カトレアS2025に出走予定のマグナヴィクトル(今年9月撮影、ユーザー提供:焙 烙さん)
デビュー戦を1秒8差で圧勝した
マグナヴィクトル(牡2、栗東・中内田充正厩舎)が、土曜東京9Rのカトレアステークス(2歳・オープン・ダ1600m)で無傷の2連勝を狙う。
マグナヴィクトルは父
Maxfield、母Eyeinthesky、母の父Sky Mesaの血統。父は19年のブ
リーダーズフューチュリティ、21年のク
ラークSと米G1を2勝している。そして血統表の最大の注目点は父の祖母であり、母の父の母でもある米G3ウイナーの
Caressの3×3のクロスを持っていることだ。馬名の意味由来は「偉大な勝者(ラテン語)」。今年3月のOBS
マーチセールでは100万ドルの高値となった
9月に阪神ダ1400mでデビュー。マイペースの逃げから後続を突き放し、2着に1秒8もの大差をつけて圧勝した。良くも悪くも前進気勢に溢れていて、上のクラスで戦うには課題があるものの、ポテンシャルは相当。うまく成長すれば、ダート界の頂点を狙えるだろう。
今回は200mの距離延長、加えて初の左回りとなるが、引き続き川田将雅騎手が手綱を取れるのは大きなプラスだ。ここもあっさりとクリアして、ダートの新星誕生を大いにアピールしてほしい。