ケールハイムの叔母ジェンティルドンナ(12年10月撮影、ユーザー提供:アイガモさん)
重賞2勝の
ドナウブルーの9番仔であり、名牝
ジェンティルドンナのめいとなる
ケールハイム(牝2、栗東・福永祐一厩舎)が、日曜京都3Rの2歳新馬(芝1200m)でデビュー勝ちを狙う。
ケールハイムは父
エピファネイア、母ドナウブルー、母の父ディープインパクトの血統。母は12年の京都牝馬Sと関屋記念の覇者。半兄の
イシュトヴァーン、半姉の
ドナウデルタもオープンまで出世している。さらに叔母の
ジェンティルドンナは史上4頭目の三冠牝馬。他にも12年と13年の
ジャパンC、14年のドバイSCと有馬記念を勝った。また、その産駒でいとこにあたる
ジェラルディーナは22年のエリザベス女王杯、近親の
ロジャーバローズは19年の日本ダービーを制している。
騎手時代に母で2勝を挙げた福永祐一調教師の下、坂路中心で仕上げられてきた。攻め本数は少ないものの、これは体質を考慮してのものだろう。時計は水準以上なので、ポテンシャルは秘めているはず。母に続く新馬勝ちとなることを願いたい。