「第46回浦和記念」(Jpn2)は26日、浦和競馬場で行われた。2番人気の
ホウオウルーレット(牡6=美浦・栗田、父ロージズインメイ)が直線で最内から抜け出して快勝。前走
シリウスSに続く2度目の重賞Vを飾った。
鞍上の岩田康誠(51)は直線、
ホウオウルーレットを逃げる
クラウンプライドと内ラチにできた1頭分のスペースへ導いた。伝家の宝刀“イン突き”。残り100メートルで先頭に立つと、外から迫る1番人気
ロードクロンヌを抑えた。その差は1馬身半。鮮やかなコース取りだった。岩田康は「地方の馬場は合うと思っていた。あとはコーナリング(小回り)がどうかと思っていたが、馬が応えてくれた」と称えた。
一方、栗田徹師(47)は「直線はどういう進路取りをするのか分からなかったが、内に進路を取った騎手の好判断だったと思う」と鞍上を称賛。次走は未定だが、賞金を上積みしたことで東京大賞典(G1、12月29日、大井)参戦も視野に入った。「年末の大きいレースに出られるといいが、賞金との兼ね合いになる。一度休ませる形になると思うが、年末に向けてまたしっかりやっていきたい」と栗田師は気持ちを新たにした。
なお4番人気の
スレイマン(牡7=大井・藤田輝、父キングカメハメハ)はゲート入り後に飛び出してしまうアク
シデントもあって12着。25日に死んだ半姉
ジェンティルドンナ(父ディープインパクト)へ手向けの勝利を届けられなかった。