検索メニュー

  • クラブ馬分析
  • 募集馬検索
  • 血統検索
  • 条件別検索

詳細検索

  • 性別
  • 馬齢
  • 生産者 指定なし
  • 馬主名 指定なし

【ジャパンC・角田が見た】カランダガンが“ディープ級”のフットワークで芝コース疾走 陣営「速い馬場の適性ある」

2025年11月27日 18:00

東京競馬場の芝コースで追い切ったカランダガン(カメラ・橋口 真)

◆第45回ジャパンカップ・G1(11月30日、東京競馬場・芝2400メートル)追い切り=11月27日、東京競馬場

 大きな不安がひとつ消えた。カランダガン(セン4歳、F・グラファール厩舎、父グレンイーグルス)は、芝コースで残り1200メートル地点からスタート。帯同馬を15馬身ほど前に置くとゆったりとしたピッチで加速していき、直線入り口で7馬身差まで接近。そのまま馬場の七分どころを馬なりのまま駆け抜け、1馬身差に迫ったところでゴール板を通過した。前日に「70%程度」と陣営が話していた通り軽めの最終調整。気にするべきは時計ではなく、高速馬場への適性だった。

 その点で言えば問題は感じられない。460キロ前後の馬体重を考えれば小さめの体は、それだけ筋肉が詰まっているということだ。ゴムまりのような四肢が爆発的に収縮と弛緩(しかん)を繰り返し、ストライドは驚くほど大きく軽やか。飛んでいるような姿は、あのディープインパクトをほうふつとさせた。所有するアガ・カーン・スタッズSCEAのネモネ・ルース氏が「速い馬場への適性があり、左回り、2400メートルもいいので目標にしていた」と語った勝負気配の高さもうなずける走りの質だった。

 越えるべき壁は馬場だけではない。一番は未知である18頭の多頭数。ゲートが遅く追い込み脚質のチャンピオンは、キャリアで14頭立てまでしか経験していない。これまで以上に差し切るのは困難になってくる。

 「枠はとても重要で、10番より内がいい」とグラファール調教師。手にした8番枠は絶好で、大きな不利も受けないだろう。20年ぶりの海外馬Vが見られそうな予感がする。(角田 晨)

グラファール師に聞く

 ―馬のコンディションは。

 「輸送もうまくいき、体重も維持。本当に落ち着いている。順調にきていると思う」

 ―ジャパンCを目標にした理由は。

 「キングジョージを勝った後に決めた。ここを目標に調整を積んできた。才能がある馬で、前向き。左回りも問題ない。ジャパンCは難しいレースだが、自信を持っている」

 ―この馬の長所は。

 「今年に入って成熟してくれた。スピードの持続力がある馬。よくここまで強くなった。パーフェクトだと思う」

 ―このあと香港に向かう予定は。

 「香港でロマンチックウォリアーと対戦させてみたいというのもあるが、やはりレース間隔が短いので参戦は考えていない」

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。