◆第70回京阪杯・G3(11月30日、京都競馬場・芝1200メートル)追い切り=11月27日、栗東トレセン
アブキールベイ(牝3歳、栗東・坂口智康厩舎、父
ファインニードル)が坂路で最終追い切りを行った。
瞬発力を見せつけた。単走で54秒6―12秒3をマーク。最後まで自分のリズムを保ってしまい鋭く伸びた。坂口調教師は「動きは良かったです。精神面が良くなり、体も成長期」と充実ぶりに笑みを浮かべた。
1週前はしっかりと負荷をかけるため、CWコースで追い切った。同コースで速い時計を出すのは昨年の9月26日以来。「これができるようになったのも成長ですね」と目を細める。
京都・芝1200メートルは3走前の葵Sで重賞初制覇を飾った舞台。「今の荒れてきた馬場も大丈夫。メンバーは強いけど、どこまでやれるか」。上昇一途の3歳牝馬が2つ目のタイトルを奪取する。