ダート2戦目でダートグレードを制覇したトウカイマシェリ(左から2頭目)=撮影・中山伸治
「兵庫ジュニアグランプリ・Jpn2」(27日、園田)
2歳馬によるダート
グレードの11R「第27回兵庫ジュニアグランプリ・Jpn2」は、3番人気の
トウカイマシェリが後方から上がり最速で突き抜けてJRA勢9連勝を達成した。
ダート2戦目の
トウカイマシェリが末脚一閃(いっせん)でダート
グレード初制覇を成し遂げた。「2回目のダート、初めての1周レース、千四への距離延長と心配はいろいろあったが、全て杞憂(きゆう)に過ぎなかった」と高柳大師。愛馬の能力の高さを再認識した。
エコロレーヴが大逃げを打って、
トウカイマシェリは9番手。「序盤はゆっくりと自分のリズムで運んで、末脚を生かす競馬を考えていたが、思い描いていた通りのレースができた」と鮫島駿。向正面で先頭のペースが落ちてくると同時にスパートし、直線に入るとさらに加速して突き抜けた。
休養直前の2走前はJRA芝の函館2歳ステークス・G3で7着。ダート初挑戦の前走は門別のエーデルワイス賞・Jpn3で2着。「まだ芝でも走れる。中央はダートのいいレースがないので、この後はしっかり休ませる。次走は芝の可能性もある」と高柳大師。当面は芝、ダートの二刀流で適性を見極める方針だ。