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【ジャパンC】マスカレードボール 悔し頭差2着 壮絶叩き合いにルメール「いい試合だった」

2025年12月01日 05:22

<12R・ジャパンC>激しく競り合う(左から)優勝したカランダガンと2着のマスカレードボール

 天皇賞・秋に続いて圧巻の走りは見せた。でも、勝てなかった。マスカレードボールは中団から直線で鋭く末脚を伸ばし、坂を上がったところで先頭に並びかける。そこへ外から襲いかかったのがカランダガン。激しい叩き合いの末、頭差で金メダルは逃した。

 ゴール後にカラ馬を避けようとしたダノンデサイルと接触して落馬も、無事に検量室へ戻ったルメールは「ペースが速く、ミドルポジションから。だんだんポジションを上げたが、3〜4コーナーで内にもたれて反応が遅かった」と無念の表情。それでも「カランダガンと併せるとよく頑張った。本当にいい試合だったね。彼は3歳でまだ若い。能力があるので次も楽しみ」と、世界王者に食い下がったパートナーを褒めた。

 ゴール入線後のアクシデントに「馬は厩舎に戻っているので、これから確認する」と厳しい表情を見せた手塚久師も、レース内容については「ナイスファイトだった」と高く評価。底力を見せつけられた世界王者を「上には上がいるね。アウェイで環境の変化がありながら凄い馬。やっぱり世界一だと思った」と称賛した。レース後、社台サラブレッドクラブは公式サイトを更新し「馬はすぐに捕まっていて人馬ともに無事を確認しています」と発表。日本最強馬として、さらなる活躍を期待したい。

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