「アジア競馬会議記念デー」が催される11月9日の東京競馬場でのイ
ベントに参加するため、80年代後半に競馬ブームを巻き起こしたオグリキャップ(牡23)が、4日午前、北海道新冠町の優駿スタリオン
ステーションを出発した。
同馬は、父ダンシングキャップ、母ホワイトナルビー(その父シルバーシャーク)という血統。87年に笠松競馬からデビューし、翌年にJRAへ移籍すると、タマモクロス、イナリワン、スーパークリークらと名勝負を繰り広げ、88年有馬記念、89年マイルCS、90年安田記念、90年有馬記念とGIレースを4勝。競馬ブームの象徴的な存在になった。引退後は優駿スタリオン
ステーションで種牡馬入りしている。
同馬が東京競馬場に姿を見せるのは91年に行われた引退式以来、17年ぶりのこととなる。