28日、同日付で引退する中野隆良調教師(68)、田子冬樹調教師(62)が調教師生活を終えた。なお、両調教師は最終日に管理馬の出走はなかった。
中野隆良(なかの たかお)調教師は調教助手を経て74年に調教師免許を取得。主な管理馬にグリーングラス(菊花賞、天皇賞・春、有馬記念)、クシロキング(天皇賞・春-GI)、ホクトベガ(エリザベス女王杯-GI)、ヒシアマゾン(阪神3歳牝馬S-GI、エリザベス女王杯)などがおり、JRA重賞はGI級8勝を含む40勝を挙げた。通算成績はJRA5825戦623勝、地方34戦12勝。
田子冬樹(たご ふゆき)調教師は70年に騎手としてデビュー。958戦90勝の成績を残し、調教助手を経て85年に調教師免許を取得した。主な管理馬にアメリカンボス(AJCC-GII、中山記念-GIIなど重賞4勝)などがおり、JRA重賞は6勝を挙げている。通算成績はJRA4681戦233勝、地方81戦8勝。
【中野隆良調教師のコメント】
「競馬の一番の隆盛期に調教師をできたことが、とても幸せでした。大勢の方に支えていただき、またご迷惑もおかけしましたけれども、たいへん楽しい調教師人生でした。今まで応援ありがとうございました」
【田子冬樹調教師のコメント】
「今まで応援ありがとうございました。調教師を20年以上やり、様々な馬や人と出会う事が出来たことがいい思い出となっております。皆様ありがとうございました」