28日、中山競馬場で行われた第57回日経賞(4歳上、GII・芝2500m)は、蛯名正義騎手騎乗の4番人気{horse=2004102859:アルナスライン}(牡5、栗東・松元茂樹厩舎)が、好位追走から直線で抜け出し、7番人気マイネルキッツに3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分31秒2(良)。さらに1/2馬身差の3着には3番人気モンテクリスエスが入り、1番人気ネヴァブションは中団追走から伸びを欠いて7着に敗れている。
勝ったアルナスラインは、父アドマイヤベガ、母エラティス(その父El Gran Senor)という血統。これまでに07年すみれS、08年メトロポリタンSなど、オープン特別では勝ち鞍があるものの、07年菊花賞(GI)2着、08年目黒記念(GII)2着など重賞では惜敗が続いており、今回が10度目の挑戦での重賞初制覇となった。通算成績16戦5勝(重賞1勝)。
鞍上の蛯名正義騎手はナカヤマフェスタで制した昨年の東京スポーツ杯2歳S(GIII)以来となるJRA重賞制覇で通算83勝目。管理する松元茂樹調教師はイナズマアマリリスで制した昨年のファンタジーS(GIII)以来のJRA重賞制覇で通算では25勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。