3日、東京競馬場で行われたダービートライアル、青葉賞(G2・芝2400m)は、横山典騎手騎乗のゼンノロブロイ(牡3、美浦・藤沢和厩舎)が4・5番手の外を追走から直線に入ると、坂上までほぼ持ったままの手応えで、ゴール前100m地点から抜け出し優勝、人気(2.3倍)に応えた。勝ちタイムは2分26秒3。2着には内に潜りこんだタカラシャーディー(2番人気)、3着は直線不利を受けながらも最後追い込んできたクラフトワーク(3番人気)が入り、上位3頭は人気通りの決着となった。蛯名騎手騎乗のスズカドリームは見せ場無く10着に終った。なお、このレースの上位3頭にはダービーへの優先出走権が与えられる。
勝ったゼンノロブロイは父サンデーサイレンス、母ローミンレイチェルという血統。デビューは年明け2月の新馬戦、そこを1番人気で制し、3走目の前走は昨年の覇者シンボリクリスエスも制した山吹賞選択、そこでも人気に応え勝利した。4戦目の本レースを重賞初挑戦で初制覇、一躍ダービー有力馬の仲間入りを果たした。通算成績は4戦3勝。