9日、新潟競馬場で行われた1R・2歳未勝利(芝1400m)は、柴田善臣騎手騎乗の1番人気シーズバレンタイン(牝2、美浦・水野貴広厩舎)が、8番人気マイネコティヨンにクビ差をつけて快勝。これが新種牡馬ザッツザプレンティ産駒の中央・地方を通じた初勝利となった。勝ちタイムは1分22秒8(良)。さらに1馬身差の3着には3番人気アイキボウユウキが入った。
勝ったシーズバレンタインは、父ザッツザプレンティ、母がJRA3勝のキャッツプライド(その父ヘネシー)という血統。7月18日のデビュー戦(新潟・芝1400m)では1番人気に推されたが、サンデージョウの2着に敗れていた。通算成績2戦1勝。
同馬の父ザッツザプレンティは、父ダンスインザダーク、母バブルプロスペクター(その父Miswaki)。半姉に00年4歳牝馬特別・東(GII)を制したマニックサンデー(父サンデーサイレンス)がいる血統。現役時代は03年菊花賞(GI)を制したほか、続くジャパンC(GI)でも2着に入るなどの活躍を見せた。通算成績16戦3勝(重賞2勝)。
05年天皇賞・春(GI)10着を最後に現役を引退。現在は北海道新ひだか町のレックススタッドで繋養されており、初年度は51頭に種付けを行い、39頭が血統登録されている。