薬物違反により18か月間の騎乗停止処分を受けていたアイルランドのキーレン・ファロン騎手(44)が、現地時間4日の英・リングフィールド競馬場での開催からレースへの騎乗を再開することがわかった。
ファロン騎手は、07年8月に仏・ドーヴィル競馬場で行われたモルニ賞(仏G1)でマイボーイチャーリー Myboycharlieに騎乗して優勝したものの、レース後の薬物検査でコカインの陽性反応が出たことから、フランスの競馬統括機関・フランスギャロより18か月間の騎乗停止処分を受けていた。
同騎手は英国リーディングを6回獲得している欧州屈指のトップジョッキー。凱旋門賞2勝、英ダービー3勝など輝かしい実績を残している一方、八百長疑惑や薬物違反などで騎乗停止を繰り返しており、イギリスにおける騎乗は06年7月以来、約3年ぶりとなる。なお、日本では01年12月から02年2月まで短期免許で騎乗し、JRA通算12勝を挙げている。