12日、中山競馬場で行われた2R・2歳未勝利(芝1800m)は、田中勝春騎手騎乗の2番人気
ロフティークリフ(牡2、美浦・清水美波厩舎)が、5番人気
ローグランドに1.1/4馬身差をつけて快勝。これが新種牡馬チアズブライトリー産駒の中央初勝利となった。勝ちタイムは1分50秒8(良)。さらにクビ差の3着には4番人気
バイタルスタイルが入った。
勝った
ロフティークリフは、父チアズブライトリー、母ルクシャル(その父ミルジョージ)という血統。8月30日のデビュー戦(新潟・芝1800m)では2着に入っていた。通算成績2戦1勝。
同馬の父チアズブライトリーは、父サンデーサイレンス、母は96年エルフィンS(OP)を勝った
チアズダンサー(その父アンバーシャダイ)という血統。全妹に04年京都牝馬S(G3)を制した
チアズメッセージがいる。00年11月のデビュー戦(京都・芝2000m)を飾り、すみれS(OP)を制するも、01年日本ダービー(G1)目前に故障を発症し出走を回避。その後は中・長距離路線を進むも勝ち切れなかったが、03年京阪杯を14番人気で制し重賞初制覇。04年七夕賞でも8番人気という人気薄ながら制して重賞2勝目を挙げた。通算成績29戦7勝(重賞2勝)。
04年新潟記念(GIII)8着を最後に現役を引退。08年までは優駿スタリオン
ステーションで繋養されていたが、現在は北海道新冠町の大作ステーブルに移動している。初年度は24頭に種付けを行い、11頭が血統登録されている。なお、地方では7月29日の門別6Rにて
コンゴウプリンセスが産駒初勝利を挙げている。