12日、阪神競馬場で行われた第60回朝日チャレンジC(3歳上、GIII・芝2000m)は、川田将雅騎手騎乗の1番人気
キャプテントゥーレ(牡4、栗東・森秀行厩舎)が、好位追走から直線半ばで先頭に立つと、外から追い込んだ4番人気
ブレイクランアウトとの激しい競り合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは2分00秒0(稍重)。さらに1.3/4馬身差の3着には6番人気
トーホウアランが入った。
勝った
キャプテントゥーレは、父アグネスタキオン、母が01年阪神牝馬S(GII)を勝ち、02年
モーリスドゲスト賞(仏G1)2着の
エアトゥーレ(その父トニービン)。祖母が94年ムーランドロンシャン賞(仏G1)を勝った
スキーパラダイスという血統。
07年7月のデビューから2戦目で初勝利。デイリー杯2歳S(GII)で重賞初制覇を飾ると、その後も重賞戦線で活躍し、7番人気で臨んだ皐月賞(GI)では果敢な逃げを打ってGI初制覇を飾った。直後に骨折が判明して休養を余儀なくされたが、前走の関屋記念(4着)で約1年4か月ぶりに戦線復帰。今回は休養明け2戦目での復活勝利となった。通算成績9戦4勝(重賞3勝)。
鞍上の川田将雅騎手は、
ウォータクティクスで制した
アンタレスS(GIII)に続く今年のJRA重賞3勝目で、通算14勝目。管理する森秀行調教師は
ステラリードで制した函館2歳S(GIII)に続く今年のJRA重賞2勝目で、通算41勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。