21日、阪神競馬場で行われた第11回阪神ジャンプS(障害3歳上、JGIII・芝3140m)は、植野貴也騎手騎乗の1番人気マヤノスターダム(牡7、栗東・坂口正大厩舎)が中団追走から徐々に進出、最後の直線手前で3番手まで押し上げると、ゴール手前で一旦先頭に立った4番人気バトルブレーヴを交わし、同馬に1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは3分29秒7(良)。さらに1.3/4馬身差の3着には2番人気マンノレーシングが入った。
勝ったマヤノスターダムは、父カーネギー、母リファールニース(その父Greinton)。従姉に98年モーリスドゲスト賞(仏G1)を制したシーキングザパールがいる血統。04年10月のデビュー戦(京都・芝1400m)を制した他、平地では4勝を挙げている。障害入り後は4戦目で未勝利戦を勝ち上がり、前々走、前走と障害OPを2連勝してここに臨んでいた。通算成績36戦8勝(うち障害10戦4勝、重賞1勝)。
鞍上の植野貴也騎手は、ロングイカロスで制した99年小倉サマージャンプ(JGIII)以来約10年ぶりとなるJRA重賞制覇で、通算では2勝目。管理する坂口正大調教師は、メイショウカイドウで制した06年七夕賞(GIII)以来となるJRA重賞制覇で、通算では27勝目となった。