エイシンフラッシュは
グランクロワ(3歳500万下)とともに栗東CWに姿を現した。「寒い時季だから馬も硬くなりやすい。きょうはサッとやるだけで十分」と藤原英師。その
コンセプトのもと、併せ馬は始まった。
縦列状態で始まった最終リハは、前を行く僚馬を追走する形。一定の距離を保ちながらピタリと折り合い、3、4角からスパートを開始した。コーナーワークを利してインに潜り込むと、
ゴーサインに瞬時に加速する。一気に突き放し、豪快なフットワークで
フィニッシュラインを越えた。
タイムは6F83.9-38.6-11.7秒。3馬身の先着を果たした。開口一番、見届けた指揮官は「予定通り」。納得の表情を浮かべながら「素質のある馬。それなりの計算をしながら、ここまでは順調に来ている。上に向かって上がっていかないとな」と前を向いた。
ブルーソックスは美浦Pで
グロリアスウィーク(7歳1600万下)に2馬身先行する形で発進し、5F64.4-11.9秒で併入。時計は予定より速くなったが、矢野英師は内容を評価する。「後ろからプレッシャーをかけられても我慢した。気性面の若さが改善されたね」。札幌2歳S・14着以来となる芝のレースにも「乗った感じは大丈夫」と克服に自信を見せた。
栗東坂路に登場した
フラガラッハは、
クーゲルブリッツ(3歳新馬)と併せ馬。ラスト1Fは馬なりで僚馬を突き放し、4F53.0-38.9-13.4秒を記録し2馬身先着を果たした。松永幹師は「中1週続きなので馬なりで。新馬に合わせる形でしたが、動きは良かった」と満足顔。
提供:デイリースポーツ