「第50回京成杯・GIII」(芝2000m)は17日、中山11Rに13頭で争われ、ゴール前の叩き合いを制した1番人気
エイシンフラッシュが人気に応えた。勝ち時計は2分03秒6。2着は
アドマイヤテンクウ、3着に
レッドスパークルが入り、人気上位の決着に終わった。
レースは
アドマイヤテンクウがハナを切る予想外の展開。騎乗した横山典も「行く馬がいなければ行こうと思ったが、まさか安藤さんが行くとは」と驚きの表情。終始落ち着いた流れの中、好位で積極的に運んだ
エイシンフラッシュ。直線の坂上でもまだ
テンクウの脚色は鈍らず、ゴール寸前まで粘るところを力でねじ伏せた形だ。「最後はよくしのいでくれた。まだまじめ過ぎるところはあるが、それも調教を積んでいけば良くなると思う」と鞍上は笑顔。
藤原英師は「きょうはノリに感謝。ウチの厩舎の馬のことをよく理解して乗ってくれる。それにノリを譲ってくれた、ほかの調教師の理解もあった。みんなに感謝やな」。信頼関係が実を結び、Gタイトル獲得へとつながった。
次走は未定だが、もちろん皐月賞(4月18日・中山)、ダービー(5月30日・東京)が大きな目標になる。「まだまだ成長途上。しっかりしてくれば、ラストももっと力強くなるはず」と指揮官は伸びしろを強調した。クラシック戦線へ向け、新星の誕生だ。
提供:デイリースポーツ