「第57回日経新春杯・GII」(芝2400m)は17日、京都11Rに12頭で争われ、2番人気の{horse=2005106472:メイショウベルーガ}が直線一気の豪脚で重賞初制覇を飾った。2着にトップカミング、3着にしんがり人気のレッドアゲートが入り、3連単は中波乱となった。なお3番人気サンライズマックスは4着、4番人気に支持されたベストメンバーは7着に終わった。
レースはドリームフライトが叩いてハナを主張し、速めの流れ。前年の勝ち馬テイエムプリキュアは好位で折り合いに専念。各馬、けん制し合う中直線へ。中団を進んでいた1番人気トップカミングが鞍上の合図とともにラストスパートをかけて抜け出しを図ったが、ひと呼吸おいて仕掛けたメイショウベルーガが並ぶ間もなく差し切った。
末脚を信じた。迷うことなく、道中は後方2番手のポジション。「自分のペースを守って、走らせようと思った」と池添は直線勝負にかけた。3角でのゴーサインにはいつものようにズブさを見せたが、エンジンが点火すると変身。芦毛の馬体は大外から一瞬のうちにライバルをのみ込んだ。
今後について池添師は「オーナーと相談してからですね。賞金を獲得したのでどこでも使える」と大舞台への選択肢も増えた。また1頭、強い牝馬が淀で登場した。
提供:デイリースポーツ